コーヒーの産地として抜群の知名度を誇る、グアテマラ。
よく名前は聞くけど、どんな味?
おいしい淹れ方は?
おすすめの豆は?
風味や品質などについてその特徴を詳しく解説しながら、上記のような疑問に答えます。コーヒーソムリエである筆者がおすすめする、グアテマラ産コーヒー豆も紹介します!
- 日本安全食料料理協会(JSFCA)認定
コーヒーソムリエ - 日本技能開発協会(JSADA)認定
コーヒープロフェッショナル - 年間2,500杯分以上コーヒーを
淹れる人
- 日本安全食料料理協会(JSFCA)認定
コーヒーソムリエ - 日本技能開発協会(JSADA)認定
コーヒープロフェッショナル - 年間2,500杯分以上コーヒーを淹れる人
▽ おすすめのグアテマラ産コーヒー豆 ▽
\ グアテマラなど3種類の豆が約68%off! /
グアテマラ産コーヒー豆の特徴は「優しい甘み」
まず大前提として、グアテマラは気候などの自然条件が多様で、産地や農園ごとにさまざまな香味に仕上がります。
しかし、グアテマラのコーヒーから共通して感じることができるのは、優しい甘みとコクです。他国のコーヒー豆ではなかなか見られない、特筆すべき優れた風味です。
優しい甘みを感じられる後味
コーヒーを飲み込んだ後、ため息とともに口の中で優しい甘みが「ふわっ」と広がります。この柔らかい甘みはとても心地よく、幸せな気分に浸ることができます。
また、フローラルな香りとコクを感じる重めのボディも、甘味をより際立たせてくれます。
そのほか、口に含んだ瞬間に感じる柑橘系の酸味が特徴といわれることもあります。
おすすめの淹れ方
どっしりとしたボディを引き出し、あと味の甘みをじっくりと感じたい人には「メリタ」のドリッパーがおすすめです。酸味を抑えつつ特徴的な甘みを引き出すために、温度は少し低めの85℃前後で抽出しましょう。
フローラルな香りや、爽やかな柑橘系の酸味を楽しみたいという方には「ハリオV60」がおすすめ。アロマを感じやすく、酸味もシャープに表現してくれます。
ドリップ中に感じるフローラルな香りが大好きです!
グアテマラ産コーヒー豆の品質は「標高」で決まる
グアテマラ産コーヒー豆の品質は、標高で決まります。標高が高いほど昼夜の寒暖の差が大きく、高品質の豆が収穫できると考えられています。
フルーツは、寒暖差によって糖度を高めます。コーヒーもフルーツと同じで、寒暖の差が大きいほどコーヒーチェリーの糖度が高まり、より高品質なコーヒー豆が収穫できます。
グレード | 栽培地標高 |
---|---|
SHB (ストリクトリー・ハード・ビーン) | 1300m以上 |
HB (ハード・ビーン) | 1220m~1300m |
SH (セミ・ハード・ビーン) | 1050m~1220m |
EPW (エクストラ・プライム・ウォッシュド) | 900m~1050m |
PW (プライム・ウォッシュド) | 750m~900m |
グアテマラにおける代表的なコーヒーの産地は8か所
グアテマラはメキシコの南側に位置し、東側はホンジュラスやエルサルバドルと国境を接しています。
北緯16度を境目にして北部には平原が広がり、南部には山岳高原地帯を形成しています。コーヒーの生産は、標高が高い南部がメイン。
Anacafe(グアテマラ全国コーヒー協会)は、グアテマラにおけるコーヒーの生産地を8か所に分けています。
Asociacion Nacional del Cafe(スペイン語で”グアテマラ全国コーヒー協会”)の略。1960年、競争力向上の支援など、コーヒー生産者の利益を保護する目的で国会で制定された組織。
8つの生産地
- アンティグア
-
- 世界的に知名度の高い生産地
- 気候や土壌にも恵まれ高品質
- 標高1500m~1700m
- ウェウェテナンゴ
-
- コーヒー栽培に適した気候で高品質
- 標高1500m~2000m
- アカテナンゴ
-
- コーヒーの栽培に適した火山性土壌
- 標高1300m~2000m
- アティトラン
-
- 有機物を多く含んだ火山性土壌
- 標高1500m~1700m
- コバン
-
- 雨量が多く湿度も高い
- 標高1300m~1500m
- サン・マルコス
-
- 8つの生産地の中でもっとも温暖で、雨量も多い
- 標高1300m~1800m
- ニュー・オリエンテ
-
- コーヒー生産の歴史は浅い(1950年代以降)
- 小規模農家が多い
- 標高1300m~1700m
- フライハイネス
-
- 火山活動が活発で土壌が豊か
- 標高1400m~1800m
グアテマラにおけるコーヒー栽培の歴史
グアテマラにおけるコーヒー栽培の始まりは、1750年代に修道士(イエズス会士)が持ち込んだことがきっかけとされます。
1856年に化学染料が発明されると、主要な換金作物だった天然藍(インディゴ)の需要が減少します。1868年には、インディゴに変わりコーヒー産業を振興するため、政府は100万個ものコーヒーの種を配布しました。
こうした取り組みにより、1880年にはコーヒーがグアテマラの輸出の約90%を占めるまでに成長します。その後、1960年にはコーヒー法に基づき「Anacafe(グアテマラ全国コーヒー協会)」が設立されるなど、コーヒーはグアテマラの経済にとって大きな影響を持ち続けています。
おすすめのグアテマラ産コーヒー豆
珈琲きゃろっと「グアテマラ ラ・クプラ農園」
おすすめするコスタリカ産のコーヒー豆は、珈琲きゃろっとの「グアテマラ ラ・クプラ農園」です。
- マンゴーを思わせるようなアロマ
- グアテマラ特有の甘さをしっかり感じられる
- 温度が下がるとシナモンのようなフレーバーに変化
品 名 | グアテマラ ラ・クプラ農園 |
内容量 | 200g |
価 格 (税込) | 2,180円 |
この銘柄は、珈琲きゃろっとの「初回限定お試しセット」に含まれます。グアテマラとのセットで通常4,583円のところ、2,138円(53%off)でお得に購入できるので、この機会にぜひお試しください。
\ 送料無料!1杯約53円! /
さらに、定期便の”仮予約をするだけ”で「マンデリン スマトラタイガー(200g)」が届きます(追加料金なし!)。3袋合計すると、最大約68%offで珈琲きゃろっとの豆を手に入れることができます。
申し込みの方法やそれぞれの味わいについて、下記記事で詳しくレビューしています。忖度なしに、ビックリするくらいコストパフォーマンスが高いです。コーヒー好きの方ならば、購入して損することはあり得ません。
レビュー記事 >>>
【最大約68%OFF】珈琲きゃろっと「お試しセット」をコーヒーソムリエがレビュー|評判や口コミも調査
土居珈琲「グァテマラ カペティロ農園」
エルサルバドル産のコーヒー豆でおすすめなのが、土居珈琲「グアテマラ カペティロ農園」です。
- 人気No.1の銘柄
- グアテマラのコーヒー生豆博覧会で1位を3回獲得。
- コーヒーの原種といえる希少な「レッドブブルボン種
果実感のある爽やかな酸味と優しい甘さの後味が印象深い、とても上品なコーヒーです。そして、上の写真を見てのとおり、コーヒー豆はずっと眺めていられるほどキレイです。
エルサルバドルとグアテマラの豆が100gずつセットになった、「人気銘柄セット(初めてのセット)」もあります。レビューしていますので、興味がある方は是非ご覧ください!
関連記事>>>土居珈琲「初めてのセット」をコーヒーソムリエがレビュー|口コミや評判も調査
参考サイト、参考図書
- 在グアテマラ日本国大使館
- Anacafe(グアテマラ全国コーヒー協会)
- GUATEMALAN COFFEES
- ビジュアル スペシャルティコーヒー大事典 2nd Edition (日経ナショナルジオグラフィック社)
コメント